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スキルシートで自分の強みをアピール!ITエンジニア向けの書き方のコツを紹介
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2022年7月29日 更新
スキルシートで自分の強みをアピール!ITエンジニア向けの書き方のコツを紹介
スキルシートとは、自分の強みをアピールするために、スキルや経験をわかりやすくまとめた資料です。強みが明確に記載されたスキルシートは、就職活動や転職活動時に役立ちます。本記事では、スキルシート作成の基本事項やITエンジニア向けの書き方のコツを解説。あわせて、採用担当者の目を引く書き方のポイントも紹介します。
スキルシートとは?
自身の経歴やスキルをわかりやすくまとめたものがスキルシートです。職務経歴書と似ていますが、内容が多少異なります。まずは、スキルシートを作成する目的や職務経歴書との違いについて解説します。
スキルシートを作成する目的
スキルシートとは経歴やスキルをまとめた書類で、自分が持つスキルをアピールすることが作成の目的。「技術経歴書」とも呼ばれます。ITエンジニアやWebデザイナー、SE、プログラマーといったIT関連の仕事をしている人が、就職や転職の際に企業へ提出することが多い書類です。また、派遣先や常駐先で働く際にも、クライアント企業へ提出するケースがあります。
スキルシートと職務経歴書との違い
職務経歴書もスキルシートも、経験やスキルを記載している点では同じです。一般的に、職務経歴書は履歴書と同時に提出するため、学歴や生年月日などの情報は記載せず、経歴やスキル、応募企業への志望動機、自己PRのみを記載します。
一方、スキルシートは副業をしている人やフリーランスなどが履歴書を不要とする企業に応募するときにも使用されるため、経歴やスキルに加えてプロフィールなども記載することがほとんどです。ITエンジニアのスキルシートは、技術力のアピールに特化した内容と構成にし、プロジェクトごとに経験をまとめて記載します。
スキルシート作成の基本
スキルシートの書き方に明確なルールはありませんが、書き方の基本を押さえておくとスムーズに作成できます。続いて、スキルシート作成の基本事項を紹介します。
A4用紙2~3枚程度にまとめる
スキルシートは、A4サイズの用紙を縦に使用し、横書きで記載するのが一般的です。過去の実績をしっかりとアピールするための資料ですが、内容が多すぎると読む側の負担になってしまいます。そのため、枚数は2~3枚を目安にし、多くても3~4枚に収まるようにまとめましょう。
箇条書きで簡潔に書く
スキルシートの内容は、簡潔に箇条書きで記します。応募先の企業が求める人材・スキルの仮説を立て、採用担当者がわかりやすいように記載しましょう。文体は「です・ます調」や丁寧語で書く必要はなく、「言い切り型」や「紋切り型」で構いません。
情報公開に制限があるものは具体名を伏せる
リリースされていないサービスなど、情報公開に制限があるものについて言及する場合は、具体名を伏せて記載します。これは、携わった職務に守秘義務が生じている可能性があるためです。企業名であれば、「大手通信会社」「外資系企業」といった表記に変換しましょう。
一般的に知られていない略語や専門用語は使用しない
特定の企業でしか通用しないような略語や、専門用語を使わないのも基本です。専門性のある業界では略語を使用しがちですが、一般的に知られていない言葉は記載しないように気を付けましょう。
年号は西暦で統一する
スキルシート内の年号は、西暦で統一するのが一般的。和暦で書くと年号がまたがり、分かりにくくなるためです。西暦で統一したスキルシートは分かりやすく、担当者も経歴をスムーズに確認できます。
行頭や行末を揃えレイアウトを整える
担当者が見やすいよう行頭や行末を揃え、レイアウトを整えるのも基本のポイント。担当者目線で見にくいスキルシートは、マイナス評価になってしまう可能性があります。デザインやレイアウトが整っているテンプレートを用いると、見た目の良いスキルシートが作成できます。
【ITエンジニア向け】スキルシートの書き方のコツ
次にスキルシートの具体的な書き方を見ていきましょう。押さえておきたいコツも一緒に紹介します。
1. 基本情報
氏名・生年月日・年齢・住所・学歴など、基本情報を記入します。氏名や住所にフリガナをふるのを忘れずに。
2. 職務要約
基本情報の下にこれまでの職務経験をまとめた要約を記載すると、経歴が一目で分かります。「20xx年xx月~20xx年xx月/勤務した企業名/在籍年数」を経験ごとに箇条書きにします。フリーランスに転向した場合は、「20xx年xx月~現在 フリーランスとして活動中」などと記載すると良いでしょう。
3. 資格
保有資格の名称を正確に記載します。数が多い場合は、応募企業が求めるITやWeb関連といった資格を優先します。また、勉強中の資格がある場合は、「勉強中」と書くのも有効です。企業が求めているスキルと合致する保有資格が一目でわかるよう、工夫して記載しましょう。
4. 保有技術・得意分野
自分は何ができるのかを担当者に印象付けることが大切です。保有技術は、言語・ツールに分けて、習熟度がわかるように記載します。得意分野は、実務経験を交えながら記述すると伝わりやすいでしょう。経験が豊富であれば、その中でも特に得意な分野を厳選します。経験が浅い場合は、力を入れている分野を具体的に書くことがポイントです。
5. 自己PR
実例を交えながら簡潔にアピールポイントを記載します。明確な記載ルールはありませんが、200~400文字程度にまとめると冗長な印象になりません。技術の他に、コミュニケーション力、今後の目標なども入れると担当者の目に留まりやすくなります。ネガティブな内容・表現は避け、向上心や積極性をアピールしましょう。
6. 期間
携わったプロジェクトについて、プロジェクトの開始から終了までの年月日、完成に要した期間を記載します。最新のものから記載した方が、担当者の目に留まりやすいでしょう。
7. 業務内容
案件ごとに「担当業務「」習得スキル」「プロジェクトの貢献度」「コメント」に分け、整理して記述することがポイントです。「コメント」では、この業務を通じてアピールしたいことを簡潔に記載します。
8. 役割・規模
プロジェクトで担当した役割、参加したチームの人数や規模を記載します。例えば、開発系・インフラ系エンジニアの場合、「担当工程欄」を設けて「要件」「仕様定義」「基本設計」「詳細設計」「テスト」など、具体的な項目で記載すると一目でわかりやすいでしょう。
9. 開発環境
過去に携わった言語やOS、データベース、フレームワーク、ツールなどの環境を詳しく記載します。言語はバージョンまで忘れずに明記しましょう。
採用担当者の目を引くスキルシートのポイント
スキルシートは、採用担当者の目に留まるよう工夫することが重要です。最後に、採用担当者の目を引くスキルシートの書き方のポイントを紹介します。
応募条件に合うスキルをアピールする
採用担当者の関心を引くために大切なのが、応募条件に合ったスキルをアピールすること。例えば、Javaを用いた開発経験が応募条件であれば、Javaの開発経験を詳細に記載します。自己PRや得意分野などの項目で強調したり、職歴やスキルにハイライトを入れたりすると目を引きやすくなります。
ITエンジニア以外の経験も記載する
エンジニア以外の経験が豊富であるかどうかも、採用担当者が注目するポイントです。例えば、マネジメントやリーダー、メンバー教育の経験があれば、積極的にアピールしましょう。一見エンジニアとは関係のない業務や経験であっても「社内の調整役を担える」「コミュニケーション力が高い」というアピールになります。
数値を使って示す
自分の実績を数値で具体的に表す方法も効果的です。例えば、「〇〇を30%改善」といったように、携わったプロジェクトの成果を数値で示します。成果を数字で表すことで、自身のスキルの高さを具体的に伝えられます。
スキルシートの書き方のコツを押さえ、強みをアピールしよう
スキルシートは、自分の経歴やスキルを簡潔にまとめ、強みをアピールするために作成します。書き終えた後は、誤字脱字などがないか丁寧にチェックしましょう。基本の書き方やコツを押さえつつ、自分の強みを最大限にアピールして、採用担当者の目を引くようなスキルシートを作成してください。
※記載の情報は、2022年7月時点の内容です。
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