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インフラエンジニアのキャリアパスとは?キャリアアップを目指す資格とスキルを紹介
インフラエンジニア
キャリアパス
2024年4月26日 更新
インフラエンジニアのキャリアパスとは?キャリアアップを目指す資格とスキルを紹介
ITインフラの設計・構築・運用に活躍するインフラエンジニアは、今後も需要が高く将来性のある職種。どのようなキャリアパスがあるのかを知り、必要なスキルを身につけておくとキャリアビジョンも描きやすいでしょう。この記事ではインフラエンジニアの代表的なキャリアパス、キャリアアップに役立つ資格やスキルを紹介します。
インフラエンジニアの将来性は?
インフラエンジニアの需要は依然として高く、将来性もある職業です。クラウドやAI、IoTなどの新技術の登場で、サーバー運用が簡単にできるようになったことから、インフラエンジニアの負担は以前ほど大きくなくなりました。また新型コロナウイルスの影響でリモートワークが進み、オフィスにおけるインフラエンジニアの需要が減少しているため、存在意義が薄れていると言われることもあります。
とはいえ、クラウドやAI、IoTなどの新技術も、サーバー・ネットワーク・セキュリティシステムが用いられるため、インフラエンジニアは必要です。加えてクラウドサービスは、大手企業から中小企業まで利用されるようになっています。求められる内容が変わっても、インフラエンジニアが仕事としてなくなる可能性は非常に低く、需要と将来性が高い職種と言えるでしょう。
インフラエンジニアの代表的なキャリアパス3選
インフラエンジニアのキャリアパスには、プロジェクトマネージャー、ITスペシャリスト、ITコンサルタントなどが挙げられます。キャリアビジョンを描くためにそれぞれの仕事内容とやりがいを確認しましょう。
プロジェクトマネージャー
<仕事内容>
プロジェクトマネージャーは、開発の計画からチームの編成、プロジェクト全体の進捗管理を行います。システムエンジニアやプログラマーとも連携して、プロジェクトを遂行。そのため、一定以上の開発経験やマネジメントのスキルが必要です。
<やりがい>
リーダーシップを発揮しながら、部署やチーム内の調整役として活躍できます。ITインフラにより多くの人の生活を便利にしたり、チームと一緒に課題を乗り越えたりすることにやりがいを感じる人も多いようです。成長するメンバーの姿を目にすると、より手ごたえを感じられるでしょう。
ITスペシャリスト
<仕事内容>
ITスペシャリストとは、特定の専門分野において高いITスキルを持つエンジニアで、インフラエンジニアの上位の職種にあたります。例えば以下のような技術領域を担当します。
サーバー
ネットワーク
プラットフォーム
データベース
システム管理
仮想化・クラウド
セキュリティ
これらすべての領域のスペシャリストである必要はなく、特定の領域で高いスキルを持ち活かしているケースがほとんど。認定試験はありませんが、経済産業省が定めたITSS(ITスキル標準)レベル3以上の項目を満たすと、ITスペシャリストとして名乗れます。
<やりがい>
技術と知識を向上させる過程で、自分の成長を実感できることにやりがいを感じます。インフラエンジニアのスペシャリストとして貢献できると達成感を得られるでしょう。
ITコンサルタント
<仕事内容>
ITコンサルタントは、IT分野の豊富な知識を活かして、経営戦略の立案や課題解決、プロジェクトの推進などを担います。IT関連の知識の他に、経済や経営に関する知識、提案力やコミュニケーション能力など、幅広い知見と経験が求められます。社内にIT知識を持つ職員がない企業は多いため、ニーズの高い職種です。
<やりがい>
さまざまなプロジェクトや企業に関わり、多くの課題を解決する役割を担うのでやりがいも十分にあります。ITインフラを支えるために頼りにされている存在であることを実感できます。
インフラエンジニアのキャリアパスに役立つ資格4選
インフラエンジニアとして証明できる資格を持っておくことで、よりキャリアパスの形成に役立ちます。さまざまな資格がありますが、ここでは代表的な4つの資格を紹介します。
CCNA
CCNAは、米国のシスコシステムズが認定している資格です。シスコに関する基本知識の他に、ルーティングやスイッチングの知識が問われます。ネットワーク系の資格として評価されやすいため、シスコの技術者認定を取りたいと考えている人は、CCNAから挑戦するのがおすすめです。
CCIE
CCIEは、CCNAと同じく米国のシスコシステムズ認定の資格です。エキスパート向けで難易度が高く、CCNAやCCNP、など5段階レベルの中での最高位にあたります。CCIEを取得すると、ネットワークのスペシャリストであることを証明できます。
LPIC
LPICは、カナダの認定機関「LPI」が認定する、Linuxエンジニアのスキルを証明できる資格。基礎知識を測る「LPIC Essentials」、レベル1~3の3段階の試験「LPIC」などを実施しています。LinuxをサーバーOSとして使用している日本企業も多いため、サーバーやネットワークのシステム構築や運用を担うエンジニアは取得しておくと活躍の幅が広がるでしょう。
ORACLE MASTER
ORACLE MASTERは、米国のオラクル社製品の知識を証明する資格で、データベースのスキルが問われます。世界で通用する国際資格で、日本では日本オラクル社が認定。
レベルは「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の4つに分かれます。アプリケーション開発やデータベース運用など、専門分野ごとに多数の認定資格があります。まずは自分の得意とする専門の資格から取得して、徐々にレベルアップしていくと良いでしょう。
インフラエンジニアのキャリアアップに役立つスキル
インフラエンジニアとして活躍するためには、プログラミングの知識や英語の能力も必要です。インフラエンジニアがキャリアアップするための方法を見ていきましょう。
プログラミングスキルを強化する
インフラエンジニアのスキルには、必ずしもプログラミングの知識は必要ありません。しかし、障害発生時のログ解析やサーバー設定の自動化などは、プログラミングの知識があることで業務効率化につながる場合も。
大規模なインフラ構築やクラウド環境では作業の自動化のニーズが高まるため、エンジニアにもコードの読み書きができるスキルがあると新たなキャリアパスを描きやすいでしょう。
英語力を身につける
英語力もインフラエンジニアのキャリアアップに役立つスキル。ITインフラ製品は海外のものが多く、マニュアルのほとんども英語で書かれています。トラブルが発生した場合、マニュアルを見て問題を解決する必要があります。そのため、英文のマニュアルを理解できる英語力が備わっているのが理想的です。
未経験からインフラエンジニアになるためのキャリアパス
未経験からインフラエンジニアを目指す場合は、以下のようなキャリアパスが考えられます。インフラエンジニアとして、少しずつ経験を積んでいくことをおすすめします。
インフラ監視
ネットワークインフラの異常、不正アクセスの監視
ヘルプデスク
ユーザーからの問い合わせに対応
運用・保守
ユーザーアカウントやアップデートの管理
未経験者がいきなり設計や構築に携わることはないため、上記の工程を通して少しずつスキルを身につけましょう。
スキルをアップデートしてインフラエンジニアのキャリアパスを形成しよう
インフラエンジニアはこれからも需要が高く将来性がある職種です。インフラエンジニアのキャリアパスを形成するには、資格を取得しておくと役立つでしょう。またプログラミングや英語力なども身につけておくと活躍の幅も広がります。キャリアビジョンを描きつつ常にスキルをアップデートしましょう。
※記載の情報は、2024年4月時点の内容です。
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