近鉄百貨店が「HULFT Square」を導入しオンプレミスとSaaSのセキュアな連携を実現

~数か月の開発期間が数週間に短縮、1,000万円規模のコストも削減~

2026年6月3日
株式会社セゾンテクノロジー

株式会社セゾンテクノロジーは、株式会社近鉄百貨店(以下、近鉄百貨店)が、オンプレミスとSaaSのデータ連携を目的に「HULFT Square」を導入した経緯や選定理由などを導入事例として公開しました。

近鉄百貨店は、オンプレミスの基幹システムと新規導入のSaaS、「TOKIUMインボイス」とのデータ連携に「HULFT Square」を利用することでデータ連携を内製化し、数か月の開発期間が数週間に短縮、また1,000万円規模のコストも削減を達成しました。

背景

株式会社近鉄百貨店は、近鉄グループの中核企業として流通事業を担い、大阪・奈良・和歌山・滋賀・三重に店舗を展開しています。その中で同社は近年、目指す姿として「くらしを豊かにするプラットフォーマー」(中期経営計画2021-2024年度)や、「(新しい価値を提供する)百“価”店」(同2025-2028年度)を掲げ、変革を推し進めています。

フランチャイズ事業の拡大や農業事業への参入など、事業ポートフォリオを再構築する中で、各種システムのクラウド移行を中心とするIT基盤の整備を進め、ビジネスの多角化と収益構造の変化に対応するため、IT基盤にはそれまで以上の柔軟性と迅速性が求められるようになっていました。社内の各種システムのクラウド移行を進め、以前は数か月を要していたサーバー構築などを内製でよりスピーディに実行できる環境の整備に注力していました。

「HULFT Square」採用の理由と導入の効果

近鉄百貨店は、経費精算業務の効率化とペーパーレス化を目的に、既存のオンプレミスの経費精算システムをSaaSの新システムに置き換えるにあたり課題が浮き彫りとなりました。

既存の基幹システムはオンプレミスで構築されており、同じくオンプレミスの経費精算システムとのデータ連携については、ファイル連携ミドルウェア「HULFT」を用いたファイル転送とバッチ処理で行っていました。一方、経理部門の選定によって新たに導入することになったSaaSの「TOKIUMインボイス」はデータ連携にAPIを使うことになり、異なる接続方式のシステム同士を連携するにあたり、APIサーバーの構築や認証・セキュリティの設計など、多くの壁が立ちはだかりました。

これまで「HULFT」によるファイル連携の経験と実績があったこと、基幹システムのあるAWS環境と「HULFT Square」の接続において「AWS PrivateLink」を活用し、AWS環境を外部に公開することなくセキュアな通信経路を確保していること、また、「HULFT Square」による基幹システムと「TOKIUMインボイス」をつなぐPoCを実施し、短期間で本稼働までの目処が立ったことが選定の決め手となり、「HULFT Square」の導入を決定しました。

また、「HULFT Square」導入の効果として次の点を挙げています。

  • 少数のメンバーでスクリプトの作成から実装までを完了させ、セキュアなデータ連携を実現
  • データ連携基盤の新規開発が不要となり、数か月の開発期間が数週間に短縮、1,000万円規模のコストも削減
  • ビジネスの変化やニーズに迅速に対応し、内製でデータ連携を行える環境を確立

なお、「HULFT Square」を導入した近鉄百貨店様の導入事例は次のURLをご参照ください。

導入事例ページ

オンプレミスとSaaSのセキュアな連携を少人数・短期間で実現
「HULFT Square」でデータ連携の内製化を加速させ、ビジネスの変化への即応体制を確立
https://www.saison-technology.com/casestudy/d_kintetsu/

【関連情報】

「HULFT Square」情報サイト:
https://www.saison-technology.com/service/product/lineup/hulft-square/