FTPでは解決できないファイル転送を実現するMFT(マネージド・ファイル転送)

FTPでは解決できないファイル転送を実現するMFT

FTPではもう限界? セキュアで簡単なファイル転送MFTとは?

FTPでのファイル転送は、OSなどの環境に依存せずに転送できるため便利ですが、単純な転送だけで、文字コード変換や圧縮・解凍などの細かい処理はできません。また、転送時に暗号化されないことから、企業として利用するには、情報漏えいなどの大きなリスクを抱えることになります。そこで今回は、FTPファイル転送に替わる手段として、セキュアで簡単に使えるMFTファイル転送をご紹介します。

1. FTP(ファイル転送プロトコル)の3つの問題点

インターネット・プロトコルの黎明期よりファイル転送に使われてきたFTP。今に至るまで長い期間利用されているのは、ファイルを送る相手のOSに依存せずに、容量を気にすることなく手軽にファイル転送ができるからでしょう。一方、ビジネスシーンにおいてFTPを使ってファイル転送を行うには、いくつかの問題があります。

(1) ファイル転送時に暗号化できない

ファイル転送時に通信が暗号化されていないことは、FTPファイル転送の一番の問題点です。企業による情報漏えいリスクが社会問題となっている昨今、暗号化できないファイル転送は、企業のセキュリティ意識が低いと判断されることにつながり、信頼性を失うリスクがあります。
FTPの発展形としてSFTP、FTPS、SCPなど、通信路を暗号化しつつファイル転送が行える仕組みもあります。しかし、これらもFTPと同様にファイル転送以外の要素を持っていないため、業務上のやり取りには不適です。

(2) ファイル転送時に細かい処理ができない

FTPはファイル転送専用のプロトコルであり、それ以外の要素を持っていません。そのため、FTPでのファイル転送は、文字コード変換、データ整合性検証、圧縮・解凍、履歴などの細かい処理ができません。これは、業務の非効率化につながります。

(3) ファイル転送に属人性が生じる

(2)に関連しますが、FTPのファイル転送だけでは細かい処理ができないことから、多くの場合、専用の運営管理ツールや独自に開発したツールを併用することになります。またFTPファイル送信には、FTPそのものの知識も必要です。そのため、ツールやFTPに詳しい人でなければファイル転送が行えないなどの属人性が生じ、これも業務の非効率化を招く一因になります。

2. MFT(マネージド・ファイル転送)がFTPの課題を解決

FTPの利便性はそのままに、課題をクリアするファイル転送システムが求められている今、そのひとつとして注目を集めているのが、MFTファイル転送です。MFTとは、マネージド・ファイル・トランスファーの略。直訳すれば「管理されたファイル転送」ということになります。前述したFTPが基本的にできない処理を含め、これらの実現には、必要な機能を独自に開発するか、専用ツールを使うという選択肢があります。MFTにより生まれるメリットは、「セキュリティ対策」「業務の効率化」「業務の属人性の解消」と、FTPが抱える3つの大きな課題を解決するものです。

(1) 暗号化によりセキュアにファイル転送が可能

FTPファイル転送が他のツールを使わないとできない暗号化を、MFTは自動で行うことができます。これにより、他のツールとの連携や設定ミスなどによって暗号化されないままにファイルが転送されてしまうリスクが軽減。簡単で安全なファイル転送を実現します。

(2) 処理の手間が軽減されることで実現される業務効率化

FTPファイル転送ではできない、文字コード変換、データ整合性検証、圧縮・解凍、履歴といった処理をデフォルトで備えているため、追加開発を行う必要がなくなり、業務効率化が図れます。

(3) 誰もが簡単にファイル転送を行えることで業務の属人性を解消

MFTは、誰もが直感的に使える操作性を意識しています。FTPでは必要だった処理の設定、そしてFTPそのものの知識を必要とする設定などを行う必要がなくなり、業務の属人性を解消します。

まとめ

ファイル転送の方法を替えるだけでは、業務上、それほど大きな効果はないのではと思われるかもしれません。しかし一旦、情報漏えいが起こってしまうと、事故解決にどれだけの時間やコストがかかるか、計り知れません。ファイル転送をMFTに替えることで、セキュリティリスクを軽減するのみならず、業務効率化や人材確保にかかるコスト削減も可能になります。MFTファイル転送は、こうした3つの側面から、会社の利益拡大に大きく貢献するファイル転送システムといえるでしょう。

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