「取引先からHULFT接続を求められた」企業が直面する3つの課題と解決策

「取引先からHULFT接続を求められた」企業が直面する3つの課題と解決策

取引先とのHULFT接続にお困りではありませんか?HULFTは、高い信頼性を誇るファイル連携ミドルウェアで、業界での豊富な実績から、ファイル転送のデファクトスタンダードとして広く採用されています。これにより、取引先からHULFTでの接続を求められることもあると思います。しかし、社内にHULFTに関する専門知識を持つエンジニアがおらず、その導入や保守運用について不安を感じられることもあると思います。
そこで本記事では、その解決策として、当社のHULFTと親和性の高い「HULFT Square」という製品をピックアップし、取引先とのHULFT接続において、どのように役立つのかを解説します。

HULFT導入のよくある三つの課題

企業間データ連携の手段として広く利用されているHULFTですが、実際の導入プロジェクトでは思わぬ課題に直面するケースも少なくありません。

特に、取引先からHULFT接続を求められて初めて導入を検討する企業では、知見不足やデータ連携の複雑さなど、いくつか共通した悩みが見られます。

ここでは、取引先要件としてHULFT導入を進める際に、特に多く見られる課題を整理してみましょう。

HULFT導入のよくある三つの課題
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1. 取引先からHULFT接続の必須要件、しかしHULFTの知見がない

HULFT自体の名前は知っているものの、これまで実運用の経験がない方も多いのではないでしょうか。取引先からHULFT接続が必須要件として求められているものの、社内にはHULFTに関する知見が不足しているため、接続の実現に不安に感じることもあるでしょう。

また、社内の方針によりサーバーレス化を推進しており、従来のオンプレミスの運用とは異なるアプローチを模索しているケースも多いようです。そのため、マネージドサービスを活用して、柔軟でスケーラブルなシステムを実現したいと考えるものの、HULFTとの連携にどのように取り組むべきかが大きな課題となってきます。専門的なサポートや解決策を検討しながら、取引先のニーズに応える形でHULFTの導入をスムーズに進める必要があります。

2.HULFTで受領するデータフォーマットがバラバラ

HULFTで受領するデータフォーマットが取引先ごとに異なるため、社内のデータベース(DB)に取り込む際、データ処理の整合性が大きな課題となります。この不整合は、受領データを適切に活用する妨げとなり、業務効率を著しく低下させます。

この問題に現状のリソースで対処するには、データ変換をスクラッチ開発で実装する必要があります。しかし社内にはそのための技術者が不足しており、すぐに対応できないケースも少なくありません。加えて、スクラッチ開発を行った場合、その後の保守・維持管理の負担が大きくなる点も懸念材料となります。

こうした課題を解決するために、ノーコードツールを活用することを検討する企業も増えていますが、効率的な開発が本当に実現できるのか不安を感じているケースも多いようです。

3.今後の取引先拡大を見据えると、HULFT以外のプロトコルも必要

今後、取引先の増加が見込まれる企業にとっては、接続方式の多様化も重要な課題となります。さまざまな取引先の接続要件に柔軟に応えるためには、SFTPやAPI、各クラウドサービスとの連携能力が不可欠です。しかし、現在のシステム環境では、これら多様なプロトコルへの対応が難しく、顧客ニーズに対応することができないケースもあります。その結果、ビジネスチャンスを逃すリスクが高まり、企業の競争力に影響を及ぼす可能性があります。

柔軟なデータ連携が実現できれば、取引先との連携がスムーズになり、ビジネスを拡大するための新たな道が開けます。迅速な対応策が求められている今、プロトコルの選択肢を増やすことは、企業の成長に直結する重要なポイントと言えるでしょう。

このように、HULFT導入には知識不足やデータ形式の違い、さらには接続方式の多様化といった複数の課題が存在します。しかし、これらの課題は適切なツールやアーキテクチャを選択することで、効率的に解決することが可能です。

次章では、これらの課題を解決するための具体的な解決策について紹介します。

解決策:HULFT Squareで取引先とのHULFT接続をスピーディーに実現

前章の課題を解決するためにご提案したいのが セゾンテクノロジーの iPaaS「HULFT Square」 です。 HULFT Squareは、取引先が利用するHULFTシステムと自社のクラウドサービスをシームレスに接続できる、クラウド型のデータ連携基盤です。HULFTによる安全で確実なデータ転送をクラウド環境で実現できます。

解決策:HULFT Squareで取引先とのHULFT接続をスピーディーに実現
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HULFT Squareの特徴

HULFT Squareは、従来のファイル転送ミドルウェア「HULFT」をクラウドベースの連携基盤として拡張したサービスです。HULFT Squareの大きな特徴は、HULFTの集配信エンジンをフルマネージドな機能として内蔵している点です。これにより、取引先のオンプレミス環境にあるHULFTサーバーとセキュアに接続し、HULFTプロトコルによる確実なデータ転送を実現します。

多くの企業では、セキュリティ要件や既存資産の活用といった理由から、現在でも依然としてオンプレミス環境にデータを保管しています。そのため、クラウドサービスとオンプレミスのデータを統合する際には、ネットワーク設定やシステム接続などの運用面で課題が生じることも少なくありません。結果としてオンプレミス側のデータがシステム統合のボトルネックになってしまうこともあります。

こうした状況に対応するためには、将来的な拡張性を見据えてクラウド移行を進めるか、あるいはiPaaSなどのデータ連携基盤を活用し、オンプレミスとクラウドをシームレスにつなぐ仕組みを整備することが重要です。

HULFT Squareで得られる具体的な解決策

1. HULFT機能を標準搭載

HULFT Squareは、従来のHULFTの信頼性を維持しながら、クラウド環境で簡単にデータの送受信を行える仕組みを提供します。ノーコードのインターフェースを採用しているため、専門的なプログラミング知識がなくても直感的に操作でき、短期間でデータ連携を構築できます。また、閉域接続やインターネットVPNにも対応しており、取引先のセキュリティ要件にも柔軟に対応可能です。

2.さまざまなデータ変換に対応可能

HULFT Squareでは、複雑なデータ変換処理もノーコードで定義できます。例えば、データ項目のマッピングや計算処理、日付フォーマットの変換、条件分岐といった処理を、ドラッグ&ドロップの操作で設定可能です。取引先からHULFTで受信したデータをそのまま加工し、自社システムに連携できるため、データの鮮度を保ったまま業務活用につなげることができます。

3.各通信プロトコルにも対応

HULFT Squareは、HULFTだけでなくさまざまな通信プロトコルに対応しています。HTTP/HTTPSやFTP、SFTP、メールなど、多様なプロトコルをサポートしており、取引先のシステムや接続要件に応じた情報の送受信が可能です。これにより、異なるシステム間でのデータ交換をスムーズに行うことができ、業務プロセスの効率化にもつながります。

iPaaS型データ連携基盤 HULFT Square(ハルフトスクエア)

iPaaS型データ連携基盤 HULFT Square(ハルフトスクエア)

HULFT Squareは、「データ活用するためのデータ準備」や「業務システムをつなぐデータ連携」を支援する日本発のiPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)です。各種クラウドサービス、オンプレミスなど、多種多様なシステム間のスムーズなデータ連携を実現します。

導入事例:ある投資運用事業者のケース

ある投資運用事業者では、取引先の証券会社からHULFT接続を求められ、その実現方法を検討していました。同社では、できるだけ自社システムに影響を与えず、マネージドサービスを活用した形で接続を実現したいという方針がありました。そこで、HULFT Squareを導入し、自社システムと証券会社のHULFT環境を接続しました。

その結果、次のような効果が得られました。

  • 直感的な操作により、HULFT接続の構築を短期間で実現
  • データフォーマットや構造の差異もノーコードのデータ変換機能が内部的に吸収
  • 複数の通信プロトコルに対応し、取引先の接続要件にも柔軟に対応

導入から約2か月で本番稼働を開始し、現在では他のデータ連携業務への活用も検討されています。

導入事例:ある投資運用事業者のケース

まとめ:取引先とのHULFT接続をスムーズに実現するには

本記事では、取引先とのHULFT接続においてよく見られる課題と、その解決策について紹介しました。 HULFT Squareを活用すれば、取引先とのHULFT接続が、最短で申し込みから一週間でスピーディーかつセキュアに実現できます。

  1. HULFT SquareならフルマネージドなHULFTサーバーを利用可能
  2. ノーコードでさまざまなデータ変換を実装
  3. HULFT以外の通信プロトコルにも対応

これにより、取引先とのデータ連携を効率化し、サービス提供のスピード向上や取引先拡大にもつなげることができます。

取引先とのHULFT接続について検討している場合は、ぜひオンライン相談窓口までお問い合わせください。

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記事を書いた人

所 属:プロダクトセールスエンジニアリング部(所属は掲載時のものです)

盛田 哲夫

20〜30代はWebアプリやSDKの開発に従事し、エンジニアとしての経験を積む。
40代でプリセールスエンジニアへとキャリアを転換。現在は、当社製品全般のプリセールスエンジニアとして、金融業界を中心に、技術的な知見を活かした課題解決と提案支援を行っている。
趣味はテニス。(同僚やスクール仲間と毎週末プレー。たまにゴルフも)

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